秤量・計測例

本製品は散薬処方用分包装置向けの散薬秤量ユニットです。

カートリッジから散薬を投下させデジタル天秤によって秤量を行い分包しています。

  • カートリッジから投下された散薬
    カートリッジから投下された散薬
  • 秤量後に袋詰めされた散薬画像
    秤量後に袋詰めされた散薬画像

処方業務における薬剤師の負担や被爆リスクへの懸念は古くから問題となっており、秤量の自動化は急務となっておりました。
しかしながらデジタル天秤はその特性から重量の確定迄に時間を要するため、従来の技術では少量重量の正確な切り出しは不可能でした。

  • 秤量ユニットを組込んだ分包装置(試作機)
    秤量ユニットを組込んだ分包装置(試作機)

当社ユニットでは、重量確定までの時間を画像識別により補完することでデジタル天秤の測定値が確定する前に秤量を完了させることを可能としました。

また、この技術では10mg単位の高速計量を可能とし、質量の異なる散薬や散薬以外の対象物へも対応可能です。(特許第5978493号)

画像識別を利用する散剤計測のメリット

画像識別を利用する散剤計測のメリット

Merit1画像を利用することで、ロードセルが必ず持つ時定数をキャンセルできる。
Merit2時間をかけずに、高速で投下させる場合には特に有効
Merit3投下量が設定値より、上回った場合に投下物を戻せない条件では特に有効